• 2025年4月10日

百日咳にご用心・・・

いつもありがとうございます。津田小児科です。

桜満開!の春の陽気の中、新しく入園・入学のみなさま、おめでとうございます。

新学年になるお子さん、ご家族様も、ワクワク感または緊張感を持ちながら、お過ごしかと思います。(私は、不安+緊張・・・のタイプでした)

新しい環境の中で、楽しく感じることがひとつでも多くあるとよいですね。応援しています!

さて、集団生活が始まって、いろいろな感染症をもらってしまうこともあるかと思いますが、そんな中で、今、要注意の情報が出ているのが『百日咳』。

テレビ等の報道でも言われていますが、2024年中盤頃より百日咳の患者報告数が増加傾向となり、今年も継続して流行の兆しが続いています。今年はすでに、3月末時点で、2024年の1年間の患者数を上回る患者数が報告されています。(国立感染症研究所の集計より)

3種混合・4種混合・5種混合ワクチンは百日咳に対する予防効果がありますが、4年~12年程度で効果が弱まってくることがわかっています。そのため、きちんと定期接種をしていても幼児期~学童期に百日咳に感染することがあります。

小学校入学後のお子さんの間で流行が多いこともあり、日本小児科学会では、任意接種(自費)になりますが、就学前に3種混合ワクチンの接種を、また11~12歳で定期接種となっている2種混合ワクチンのかわりに3種混合ワクチンの接種(自費)を推奨しています。

また、百日咳は、ワクチン未接種または3回接種が完了していない6か月未満の乳児で重症化しやすいため、生後2か月を迎えたら、速やかに5種混合ワクチンを接種することも望まれます。

当院では、任意接種として3種混合ワクチンの接種にも対応しています。

ネット予約には対応しておらず電話での予約受付のみになりますが、ご希望の方はどうぞご連絡くださいね。

百日咳予防 完成版ver1.2

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